2021/04/14

ホームページってどんな種類あるの?それぞれの用途と目的を解説

「ホームページ」と言っても、その目的や存在意義は様々。
各ホームページの種類を正しく理解し、改めてWEB制作に対する知見を深めていきたいと思います。

さて、ホームページというと大雑把に分類すると実は9つほどの種類があります。
「消費やサービスを売る」「商品やサービスの認知させる」「顧客を集める」「収益を得る」「求職者からの応募を募る」等、目指すゴールによってホームページの種類は異なります。
各ホームページについてのそれぞれの特徴や制作する際の注意すべき点を1つづつ見ていきましょう。PART1では4つ紹介したいと思います。

 

先ず一つ目は…

①コーポレートサイト


企業サイトとも呼ばれることがあり、その企業を紹介することがメインとなるサイトです。
企業のオフィシャルサイトになるため、会社の顔の様な存在です。
会社の存在を世の中に認知させるために必要なツールの一つの様な存在。

コーポレートサイトでターゲットとしているユーザーを絞りコンテンツを制作するのが大切です。
例えば、既存顧客だけでなく「自社のことが気になっている求職者」もターゲットに含める場合は
、採用ページに力を入れる必要があります。
「応募条件」や「給与」といった内容だけでなく、「先輩が入社を決めた話」や「1日の働き方」といったコンテンツも
よく見られます。

そして大事な点はユーザーに与えたい、持ってもらい印象を意識しながら制作することです。
例えば、医療系の事業を行っている場合は「清潔さが感じられる白をベースにしたデザイン」といった考慮が欠かせません。

 

②ランディングページ

一般的にはLPと称されるホームページの種類となります。
ランディングページは商品やサービスの購入、申し込みをしてもらうことが目的。
Google広告やSEO対策でユーザーが検索するであろうキーワードで上位表示させてアプローチをかけるのが
一般的だとされています。

ランディングページでは、とにかくターゲットを絞ることが成功の秘訣と言えます。
「商品・サービスを必要とするユーザーはどんな人か」という客観的な視点のもと、ターゲットとする年齢や性別・生活習慣、日頃感じている不安や不満などを徹底的に考え抜きます。
その上で、ページを見たターゲットに刺さるキャッチコピーや理解しやすいイラストなどを制作することが大事です。

 




③プロモーションサイト

PRサイトは商品やサービスのプロモーションを行うサイトです。
サイトのゴールは「商品の認知」「興味を持ってもらう」「買ってもらう」の3つです。
最終的なゴールして「購入」まで含まれている点を踏まえると、②で紹介したランディングページと若干似ています。

プロモーションサイトでは商品の特長やメリットや他との差別化を全面的に押し出していく必要があります。
商品の購入に対してのメリットをアピールしていきます。
また、ユーザーに興味を持ってもらえるようにインパクトのある訴求力の強いコンテンツ制作も鍵となります。
ホームページにボタンエフェクトやページ遷移時のアニメーションを取り入れたりして、
訪れた人にワクワク感を与えることも大切です。

 

 

④オウンドメディア

オウンドメディアの本来の意味は、その企業が保有しているメディアの総称を指します。
しかし、近年ではこの意味が変わりつつあり、様々なコンテンツを用意して商品やサービスの魅力を訪れた人に
伝えていくサイトのことを指すようになっています。

そのため、「商品やサービスの認知」▶︎「商品やサービスの購入・申し込み」までを実現させる+ユーザーが
自社のファンになるようにすることを目的としたのがオウンドメディアの目的です。

ホームページの種類としては、LPやPRサイト、企業サイトに似ています。
しかし、中長期的に顧客確保を目指すため、「作ったら終わり」ではなく、「そのサイトを育てていく」という
スタンスで制作することが重要です。
また、どのようなターゲットを狙うのか?を明白にすることも必要です。
ここが不明確では、情報がま止まらず散乱することになり、本当に伝えたいことが伝わりにくくなります。
さて、ここまで代表的な4つのホームページの種類とそれぞれの役割を紹介しました。

 

 

⑤サービスサイト

サービスサイトとは企業が提供している商品やサービスの紹介・特徴を伝達し「購買・申し込み・問い合わせ」に繋げることが目的となるサイトの種類です。このサービスサイトで狙うべきターゲットは、商品やサービスの潜在顧客または顕在顧客の2つになります。この2つのターゲットに対して、商品やサービスに関する情報を提供していくのがサービスサイトの役割です。

サービスの顧客であるターゲット層が「知りたい」「気になる」と感じる情報を提供するコンテンツを作っていきます。

もちろん、商品に関するメリット、デメリット、価格などのコンテンツはマストです。
実際に利用したユーザーの声を紹介するコンテンツも作ったほうが信頼度は高まります。
リード獲得が目的であれば、「問い合わせ」「資料請求」などのフォーム必要になってきます。

 

 

⑥ブランドサイト

ユーザーの購入の基準となるポイントは十人十色ですが「商品ついてのイメージ」が購入の決め手になることがほとんどです。そのため、企業自体や商品ブランド力、知名度の向上は、販売力に直結する大事なポイントとなります。ブランドサイトは企業や商品の認知度やブランド力を高めるのが目的です。

商品やサービスのコンセプト、理念などをユーザーに上手に伝えるコンテンツが必須です。ただし、商品の性能や価格の優位性を伝える「機能的価値」より、商品やサービスを使うことで得られるライフスタイルなどを伝えるといった「感情的価値」を伝えることが大事になってきます。

「機能的価値」を伝える場合、企業側の一方通行ではなくサイトに訪れたユーザーに問いかけるようなコミュニケーションが効果的です。問いかけはメッセージ性が出るため、ブランド力の向上に繋がります。

 

 

⑦リクルートサイト

リクルートサイトの目的は、求職者・転職希望者に対して自社の魅力をPRし応募を促すことです。最近はインターネットを活用して求人情報を探すことが多いので、企業ホームページにリクルート特設サイトを設置、もしくは独立したリクルート専用サイトを作る企業が増えてきています。

「魅力」や「求める人物像」、「待遇」、「応募要件」などは掲載することが鉄則です。ただ単に伝えるのではなく、キャッチコピーなどを用いてユーザーの印象に残るようなコミュニケーションをとることが重要。

予算にもよりますが、「先輩社員インタビュー」や「◯◯さんの1日の働き方」のような社内事情を知れるコンテンツを作り、写真や動画なども交えて伝えるのも効果的です。ユーザーにとって働くイメージが湧きやすく応募に繋がりやすくなります。