熱狂的ファン獲得のすゝめ
この記事ではファン獲得の必要性をブランディングの観点から書いていきます。最後まで見ていただけたら、最高です!
ブランドとは?
ブランドの語源
まずはじめにブランドの語源は、burned”焼かれた”に由来していると言われています。その昔、牛飼いが他人の牛と自分の牛を識別するために、牛に焼印を押したことが語源だと言われています。
ブランドとは?
ブランドと聞くと「高級」なイメージを持たれる方も多いかと思いますが、それはいわゆる”ブランド”そのものではなく、ブランドに対してのイメージでしかないのです。
では、ブランドとはなんでしょうか?
《Tシャツにおける事例》
安い服の代名詞ユニクロと、高級なブランドといえばルイ・ヴィトンというように、
なぜブランドに差が出るのか、見てみましょう。
まず、販売価格についてですが、ほぼ同条件になるように、白の無地Tシャツで比較していきます。
ユニクロ:990円
ルイ・ヴィトン:50,600円
実に50倍の価格差が出ています。
価格=原材料費+人件費+利益で出すことができます。
品質に多少の差はあれど、どちらも、白色の半袖、コットン100%のTシャツです。
つまり、最後に残った利益こそが、ブランドの正体であり、
ブランドの価値なのです。
同じ物なのになぜ、ブランドものの方を選びたくなるのでしょうか?
情緒的価値と共感
ブランドの価値をより詳細に分解すると、機能的便益と情緒的便益、自己表現便益によって構成されています。
機能的便益は、着心地がい良いや耐久性に優れているなど、文字通り、ブランドが持つ機能的なメリットのことです。
情緒的便益とは、ルイ・ヴィトンのTシャツで言うなら、来たときにゴージャスな気分になれるなどです。
ユニクロのシャツではゴージャスな気分になれませんよね?
自己表現便益とは、自己を表すことができると言うメリットのことです。
ここまでは前置きです。
この記事のタイトルにもあるように、ブランドについての記事でなく、ファンを獲得する必要性について説く記事になっていますので、ここからが本題です。
ファン獲得の重要性
こちらはパレートの法則や28の法則、もっと知られている呼ばれ方としては働き蟻の法則などと呼ばれているものです。
働き蟻の場合、よく働く層、普通に働く層、働かない層に分類することができます。そして、よく働く層の蟻が巣全体の食料の8割を調達しているというのが、この法則です。これをファンで考えると、上位2割の熱狂的なファン層が売り上げの8割を支えているということになります。
情緒的価値、共感の時代
このように、売り上げの大部分を支えているのはファンであり、リピートを行う顧客です。売り上げの大部分を支えている大切なお客様こそ伸ばすべき。
また、新規開拓をすればいいのではないか?との意見もありますが、超少子高齢化社会が加速し、人口の減りゆく日本においては新規開拓にファン作りの主軸を置くのはあまり得策とは言えないでしょう。
お気に入りブランド
ここまででファンを大切にすることがいかに重要なのか、分かっていただけと思います。では、次は通常の顧客がなぜファンになるのかを解説していきます。
ブランドの説明にもあるように、SNSなどではよく「共感」という言葉を聞きませんか?
共感によって商品を購入するのは、まさに情緒的便益や自己表現便益が働いているということです。
現代においてはTシャツでもスマートフォンでもそうですが、モノが飽和している状態であり、最終的に行き着く先は価格競争です。
だからこそ、「このブランドだから買う」という状態を作ることこそが最高であり、他社の真似することのできない、自社だけの価値となっていくのです。
ファンを獲得した後の姿、お気に入りブランドになるのです。
また、次回以降でファンの獲得戦略について書いていきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
タカハシヒロキ
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