インタビュー動画の作り方を解説！ポイントや外注のメリット・デメリットも紹介

企業PRや採用活動において、インタビュー動画は強力なツールとして効果的です。

実際の声や表情を通じて伝えられる情報は、文字や写真では表現できない説得力があるため、導入したいと考えている企業も多いのではないでしょうか。

しかし、「どのように撮影すればよいか分からない」「編集の仕方が分からない」という声も多く耳にします。

そこでこの記事では、インタビュー動画の作り方から、外注時の費用相場まで、実践的な情報をお届けします。

これからインタビュー動画の制作を行いたいと考えている企業担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の著者・監修者

新井陸王
（株式会社AVII IMAGEWORKS 代表取締役）

未経験で制作会社を立ち上げ、全て我流と経験、改善で積み上げてきました。古き良きものは取り入れ、これから崩していかなければいけないものは崩し、とにかく経験を積み上げてきました。全てはお客様が想定している期待値を超え、頼りにしてくれるために。
「中途半端な知識のない制作は行わない」「型にはとらわれずにお客様の満足、結果の手助けとなる」制作い結果に繋げます。 「他と違うAVIIにしか行えない制作、結果を提供する」 ために、AVIIで受けた制作案件は基本的に全案件監修いたします。

動画制作・映像制作についてお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください。

インタビュー動画の種類と活用方法

インタビュー動画は目的によって大きく4つに分類できます。

• 採用向け
• 商品PR向け
• イベント取材
• 社内教育向け

それぞれの特徴を理解し、適切な活用方法を選択することで、より効果的な動画制作が可能になります。

インタビュー動画の作り方

インタビュー動画を作る際は以下の手順で行います。

• 動画のペルソナを設定する
• 動画で何を伝えたいか考える
• 外注か内製かを判断する
• 撮影する
• 動画を編集する

それぞれの手順を詳しく解説します。

動画のペルソナを設定する

インタビュー動画を制作する前に、明確なペルソナ設定が重要です。

視聴者の年齢層、職業、関心事を具体的に定めることで、より効果的な内容を制作できます。

たとえば、新卒採用向けの企業紹介動画であれば「22歳・大学4年生・文系学部・企業の社風や働き方に興味がある」といったペルソナを設定しましょう。

このように、視聴者像を具体化することで、インタビューの質問設計や映像の見せ方が明確になるはずです。

インタビュー相手の選定やロケーション、使用する専門用語のレベルまで、すべての判断基準をペルソナに合わせることで、視聴者の心に響く動画を作ることができます。

動画で何を伝えたいか考える

インタビュー動画制作の成功は、明確なメッセージ設定にかかっています。

視聴者に伝えたい核心的なメッセージを1つに絞り込むことが重要です。

たとえば、社員インタビュー動画では「若手でも裁量を持って働ける環境」や「充実した研修制度」など、一番アピールしたいポイントを決めます。

このメインメッセージを決めることで、質問内容や編集方針が明確になり、説得力のある動画を制作できます。

インタビューでは話が脱線しがちですが、伝えたいメッセージを軸に構成を組み立てることで、視聴者に確実に情報が届けられるでしょう。

編集時にも、このメッセージを強調する場面を優先的に使用することで、印象に残る動画になります。

外注か内製かを判断する

インタビュー動画制作を外注するか内製するかの判断は、予算と求める品質のバランスで決まります。

それぞれのメリットは以下の通りです。

一般的な目安として、採用向けの企業紹介など重要度の高い動画は外注、社内研修用や部署紹介などの小規模な動画は内製の場合もあります。

外注の場合は撮影や動画編集などの手間がかからないので、自社の注力すべき業務に集中できるメリットがあるでしょう。

また、初回は外注で制作し、そのノウハウを活かして次回から内製するという段階的なアプローチも効果的です。

撮影する

撮影前に、騒音のない環境を選び、背景を整理し、自然光が入りすぎない場所を確保します。

カメラは一眼レフかスマートフォンを三脚に固定し、インタビュイーの目線の高さに合わせてセッティングしましょう。

撮影中はインタビュイーが話しやすい雰囲気を作ることが重要です。

カメラを見つめるのではなく、質問者の目を見て答えてもらうようにします。

また、インタビュイーの表情や仕草も大切な要素なので、上半身が自然に収まる構図で撮影します。

音声は専用のマイクを使用し、エアコンなどの環境音に注意を払ってください。

余裕をもって撮影するために、質問と回答の間に3秒ほどの間を設けるのがコツです。

編集時の作業がしやすくなり、落ち着いた雰囲気の映像に仕上がります。

動画を編集する

インタビュー動画の編集作業は、撮影した素材を魅力的なストーリーへと変える重要な工程です。

まず撮影した映像から使用するシーンを選び、インパクトのある導入部分を作ります。

続いて本編では、視聴者が理解しやすいよう、インタビュー内容をテーマごとに整理して並べ替えます。

長い回答はカットして要点を残し、必要に応じてテロップを追加すると内容が伝わりやすくなるでしょう。

音声は、相手の声が聞き取りやすい音量に調整し、必要に応じてノイズ除去を施します。

BGMを入れる場合は、会話の邪魔にならない音量で、動画のトーンに合った曲調を選んでください。

最後に、企業ロゴやエンドカードを追加して締めくくります。

全体の尺は3分程度を目安に編集すると、視聴者が途中で離脱しにくい動画に仕上がるでしょう。

インタビュー動画の作り方のポイント

インタビュー動画の作り方のポイントは以下の通りです。

• ターゲットを明確にする
• 明るい雰囲気を意識する
• 単一視点ではなく複数の視点から撮影する

ターゲットを明確にする

インタビュー動画の効果を最大化するには、視聴ターゲットの明確化が不可欠です。

採用動画なら「22歳・文系大学生・大手企業志望」など、具体的な人物像を設定します。

BtoB向け動画では「製造業の購買担当者・年商10億円規模・課題は生産性向上」といった詳細なターゲット設定が効果的です。

ターゲットが決まれば、使用する用語や説明の深さも自然と定まります。

たとえば、新卒採用向けなら専門用語を避け、わかりやすい言葉で企業の魅力を伝えます。

一方、業界関係者向けなら、専門的な内容も積極的に盛り込んで信頼性を高められるでしょう。

またターゲット層の関心事や課題を理解することでインタビューの質問設計も的確になります。

視聴者が「自分のことを理解してくれている」と感じる動画は、高い共感を得られ、視聴完了率も上がります。

明るい雰囲気を意識する

インタビュー動画の印象を決める際、話す内容だけでなく雰囲気も重要な要素です。

暗い表情や硬い話し方は、どんなに良い内容でも視聴者に伝わりにくくなります。

撮影時は、インタビュイーがリラックスできる環境づくりを心がけましょう。

本番前に軽い雑談を交わし、カメラを意識しすぎないよう質問者の目を見て話してもらうことが重要です。

表情が硬くなってきたと感じたら、一旦休憩を取り、気分をリフレッシュすることも大切でしょう。

また、編集時にはインタビュイーの自然な笑顔やしぐさが見られるカットを選びます。

自然な表情と柔らかい語り口は、視聴者の共感を得やすく、メッセージの伝わりやすい動画となるはずです。

単一視点ではなく複数の視点から撮影する

インタビュー動画の質を高めるには、複数のアングルからの撮影が効果的です。

正面からの固定ショットだけでなく、横顔やアップショット、引きの映像を組み合わせることで、視聴者の興味を維持できます。

たとえば、メインカメラは正面から全体を映し、サブカメラで手元や表情のアップを撮影します。

これにより編集時の選択肢が増え、インタビュイーの感情や仕草をより効果的に伝えられます。

特に重要な発言では表情のアップショットを使用し、メッセージの印象を強めましょう。

インタビュー動画を制作するメリット

インタビュー動画を制作するメリットは、以下の4つです。

• 臨場感が出る
• 一次情報を伝えられる
• わかりやすいコンテンツを制作できる

それぞれ詳しく解説します。

臨場感が出る

インタビュー動画の制作は、文字や写真では伝えきれない魅力を発信できる点がメリットです。

特に採用活動では、実際の社員の声や表情を通して、企業の雰囲気をリアルに伝えることができます。

また、制作した動画は社内研修や取引先へのプレゼンテーションなど、複数の用途で活用できる点も魅力です。

一度の制作で多目的に活用できるため、長期的な視点では費用対効果も高くなります。

一次情報を伝えられる

インタビュー動画の最大の強みは、一次情報をダイレクトに伝えられる点です。

文章や写真では表現しきれない話者の表情、声のトーン、感情の機微まで視聴者に届けることができます。

たとえば、採用動画では、社員の生の声や表情から企業の雰囲気が伝わります。

「働きがいがある」という言葉も、話す人の目の輝きや笑顔とともに伝えることで、より説得力のある情報となるでしょう。

わかりやすいコンテンツを制作できる

インタビュー動画は、複雑な情報を直感的に伝えられる優れたコンテンツです。

文字だけでは理解が難しい内容も、映像と音声を組み合わせることで、視聴者は自然に情報を吸収できます。

たとえば、技術的な説明も実際の作業風景とあわせて見せることで、視聴者の理解が深まります。

社内の雰囲気や仕事の進め方なども、オフィスでの会話シーンを交えることで具体的にイメージできるでしょう。

さらに、テロップやグラフィックを効果的に使用することで、重要なポイントを強調し、より分かりやすい内容に仕上げることができます。

インタビュー動画の制作は外注するのもおすすめ

インタビュー動画の制作は外注するのもおすすめです。

ここでは、外注するメリット・デメリットについて詳しく解説します。

外注するメリット

動画制作会社へ外注する場合、主なメリットは以下の通りです。

• プロの機材による高品質な映像が制作できる
• 撮影から編集まで一貫した進行管理が可能
• 複数の動画でも均一な仕上がりになる
• 撮影トラブルが起きた時の解決が可能
• 社内リソースを有効活用できる
• 初期投資や技術習得が不要

特に重要な採用動画や企業PRなど、高い完成度が求められる場合は、外注による制作がおすすめです。

社内のスタッフは本来の業務に集中でき、結果として効率的な動画制作が可能になります。

外注するデメリット

動画制作会社に外注することによるデメリットは以下の通りです。

• 制作費用が高額
• スケジュール調整に時間が必要
• 細かな修正に時間と費用が発生
• 社内の意図が伝わりにくい
• ノウハウが社内に蓄積されない

ただし、これらのデメリットは事前の綿密な打ち合わせで軽減できます。

制作会社との明確なコミュニケーションと、具体的な要望の共有により、スムーズな制作進行が可能です。

外注にかかる費用の相場

動画制作の費用は、目的や内容、長さ、クオリティによって大きく変わります。AVII IMAGEWORKSの場合、以下のような費用で依頼いただけます。

まとめ

この記事では、インタビュー動画の制作方法について詳しく解説してきました。

インタビュー動画は、企業のPRや採用活動において強力なツールとなります。

制作にあたっては、以下のポイントを意識することで、効果的な動画を制作できるでしょう。

• ターゲットとメッセージを明確にし、ペルソナに合わせた内容設計を行う
• 撮影時はインタビュイーがリラックスできる環境づくりを心がける
• 編集では視聴者の理解を促進するため、テロップや複数アングルの映像を効果的に使用する
• 外注か内製かは、予算と求める品質のバランスで判断する

インタビュー動画を制作する、クオリティにこだわりたい場合や、社内のリソースが足りない場合は、動画制作会社への外注がおすすめです。

インタビュー動画の制作についてお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください。