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2020/05/13

ギョーカイ用語って本当に使われてる?

どーも、森田です。

AVIIでは映像の撮影と編集をやってます。

最近、引越しをして新しいショーケースをゲットしました。

さて、僕が映像業界に足を踏み入れた初日、大ベテランの先輩にこんなことを言われた経験があります。

 

「ザギンでチャンネーとブシャブシャの予定あるわ。」

 

…はい?

 

不意に、大先輩が一度も聞いたこともない言語を喋り出したので軽いパニックに陥った覚えがあります。
バブル時代なん…?!

 

どんな言葉でも無理やり「逆さ言葉」に置き換える業界人がいたことで一般的にも広く知られるようになった業界用語であるが、こんな喋り方をする人は今ではほとんどいない(かなり特殊だったと思う)

 

業界用語って、本来は「隠語」、つまり「誰かに聞かれたくない」ことを公共の場で話すために生まれた言葉であり、テレビ業界に限ったものではなく政治や金融の全ての業界にそれぞれ独自の言葉が存在しています。

 

まー、身内にしか理解できない言葉を使うことで、仲間意識を高めるという意味合いもあると思いますが、やっぱりこの業界の言葉は特段に面白いと僕は思う。

 

押す(予定時間オーバー)、巻く(進行時間を急かす)、ダメ出し(改善点を指摘)、ケツカッチン(終了時間が決まっていること)、ドタキャン(直前キャンセル)、ピーカン(晴天)、などの言葉はすでに日常生活でも使われるようになっているし、「アゴ、アシ、マクラ」(食事、交通、宿泊)なんて言葉も、すでに日常的に使われている(あんまり聞かないけど)

 

さらに先日、街を歩いていたら「その日、バミっててや~」とのたまう女子高生と遭遇して僕はクリビツしました(びっくりした)

 

ちなみに「バミる」とは、本来撮影時にモデルさんなどの立ち位置をテープなどでマーキングすることを指していて、そこから転じて「予約する」という意味で使われるようになったみたいです。

 

ちなみに冒頭の大先輩が言いたかったことは「銀座でおねーちゃんとしゃぶしゃぶを食べる予定がある」ということでした…。