企画とは 〜お手製にこだわる〜
みなさんどうも、企画部のコータローです。
今回は僕の企画に対する想いやこだわりについて執筆したいと思います!
さてさて、「企画」というものは、基本的に唯一無二であり、同じものは2つ存在しません。オンリーワンなのです。
100%お手製、完全オリジナル、全てがある意味「ハンドメイド」です。
そういった意味で言うとするならば、映像制作会社の仕事は費用対効果といった側面から見ると非常に効率の悪い仕事だということがわかります。
であるからこそ、逆に言えば「価値ある仕事」とも言うこともできます。
世の中のディレクターの”3種の神器”のひとつ、「企画書」はそんなディレクターの仕事人としての熱い想いが詰まった「ハンドメイド」の作品なのです!!!
ディレクターは特殊な人間か
友人と仕事の会話をしている時、「面白い企画とかってどうやって思いつくん?」と聞かれたことがあります。しかし、即座に返答しました。「そんな画期的な方法論あったら苦労せんわ…」と。同僚やオフィスにいる従業員からも「企画マンはアイデアがなくなったりしないの?」なんてことをよく言われます。まるで、映像制作を担っているディレクターは、誰もが「無限にアイデアを出すことが出来る特殊な人間」とでも言わんばかりです!「企画立案」という作業は、ディレクターにとっても最も重要な役割の一つ。どれだけハイスペックなスタッフを集めることができても、多くのスポンサーを獲得することができても、制作の根底となる「企画」がしっかりと立っていなければ、その作品は制作の過程、もしくは終盤で必ずと言ってもよいほど崩れていきます。「企画を立てることができる」ということは、ディレクターに求められる最大の能力であり、「良い企画を立てる」ことこそが、有能なディレクターの条件であると言えるのかもしれません。
映像制作の業界にいない人や学生たちからすれば、何気なく毎日みているYoutubeの広告やテレビ番組のCMなどは、下世話な作品から面白い作品まで様々なアイデアが盛り込まれた「企画の宝石箱」にうつるかもしれません。
その「企画の宝石箱」を毎日、毎日、これみよがしに制作するディレクターを中心とした映像制作に携わる人達を見れば、彼らは「無限にアイデアを出すことが出来る特殊な人間」であると思い込んでしまうことも納得できます。
もちろんディレクターとは生まれつき「無限に面白いアイデアを出すことが出来る特殊な人間」などではありません。ごくごく普通のその辺にいる皆と同じ人間です。
ただ、もしかすると、普通の人よりも、ちょっとばかり「好奇心」や「知識欲」あるいは「探究心」が強いタイプなのかもしれません。ゆえに、目前で起きている現象、事柄をそのまま受け取り、素直に納得し理解するような従順なタイプでもありません。しかし、どんなことに対しても「疑問を抱く目」だけは人一倍、いや人二倍強いということは間違いありません。そして、そのような「疑問を抱く目」で常に世界をみていると意外と気づかれてはいないけど愉快なトピックスが自然と捻出され、自分の脳内にフツフツ湧き上がってくるのです。
ディレクターとは、「無限に面白いアイデアを出せる人間」というよりもむしろ、そのように湧き上がってきた脳内の「トピックス」をスピーディに、そして確実に自分のモノにするテクニックを持った人間であると言えるのかもしれません。
次回!「面白い企画」について
乞うご期待!