データの種類
世の中には様々な形式のファイルが存在します。
今回はその各ファイル形式、データの種類と特徴について綴っていこうと思います。
まず、動画の仕組みについて少し触れていくと
動画は「映像」と「音声」の2つのファイルを箱の中に詰め込んで形成されており
この箱のことを「コンテナ(ファイル形式)」と言います。
コンテナ?何ぞや?と思いますが、よく耳にするMP4、WMV、MPEGとかいう「アレ」のことです。
そしてそのファイル名の後ろにつけられているものがよく聞く「拡張子」というもので
この拡張子によってファイルの種類を見分けることができます。
ex).mp4→動画だ! .mp3→音楽だ! .png→画像だ!
代表的なコンテナ(ファイル形式)〜動画編〜
【MP4】
MP4は最も多く使用されているファイル形式で、一般的に見る動画のほとんどがMP4であるといっても過言ではありません。
とにかく軽くて綺麗!迷ったらMP4を選んでも良いでしょう。ただし、素材として編集する場合は編集の振り幅が広くはないので、あまり強みを生かすことができません…
【MOV】
MOVは主に制作する上で重宝されるデータです。
容量こそMP4より重いものの、編集する上での可能性はMP4を上回ります。ただ、Macの標準動画コンテナなのでWindowsでも再生は可能ですが、機能はやや限定的になるため注意が必要です…
代表的なコンテナ(ファイル形式)〜画像編〜
【JPEG】
JPEGは写真に最も適した画像形式になります。人の目に見えないレベルの「色の違い」を省いて圧縮しているため、綺麗さを保ちつつ容量も軽いです。逆に編集する場合は、すでに圧縮された状態のデータを扱うことになるので、画質の劣化には要注意です。
【PNG】
PNGはWeb上で使われるために作られたファイル形式で、透過処理を行うことができるという、クリエイターにとって大変便利な画像形式です。イラストやロゴなどのやりとりをする際は、こちらのPNGを使う事をお勧めします。
【TIFF】
TIFFはJPEGのようにデータを省かない非圧縮のデータなので、最高画質で扱うことができる画像形式です。しかし当然圧縮をしない分、素材によっては莫大な容量を用することになります。
【AI】
こちらはAdobe製品のAdobe Illustlatorというソフトで作成することのできる画像形式になります。
AIではデザインを作成できる他、画像の拡大・縮小を行っても画質が劣化しないため、PNG同様にロゴやイラストのやりとりを行う際にとてもおすすめです。
しかし、基本的にAdobe Illustlator以外のソフトで開くことができないので(※PDFでの閲覧は可)、持っていない場合はインストールするか別の画像形式を使用しましょう。
長々と綴って参りましたがいかがだったでしょうか?
これらのファイル形式は弊社でも頻繁に取り扱っていますので
皆さんも是非、様々な場面に応じてファイル形式を使い分けてみましょう。
それではまた次の記事でお会いしましょう!