Client

株式会社ielabo

Category

Logo design

Type

Direction&Planning

KEIJI MORIYA

Edit & Cam

Motion & Graphics

株式会社ielabo様

 

デザイン作成の背景


建築設計事務所からの独立を機にロゴ制作のご依頼をいただきました。
もともと、建築設計事務所に長く勤められており、働く中で1つの軸が形成されました。
それは「暮らしで安心感を与える」ということでした。独立後のie laboでは、完全フルオーダーの設計を行うことで、何世代にもわたり安心感のある住宅を実現することをコンセプトに掲げております。
ロゴデザインで表現したいことは、「よく見ると”家”を感じる」、「HPや名刺などさまざまな媒体に馴染むデザイン」そして「安心感を与える」でした。隠れ文字を入れたり、ワンポイント色を入れることで「よくみるとこう意図があるんだね」というような、ロゴデザインの話題からお客様と会話の弾むデザインを制作を意識しました。

 

デザインの意図


ielaboのロゴとしての認識を深めるために「i」と「e」の要素を取り入れる+親しみがあり尚且つデザイン性の高いロゴデザインを目指して制作に取り組みました。
この条件に加え、”家のイメージ”が湧くような形も取り入れることによってマーク単体としても成り立つオリジナリティのあるデザインに仕上げることにに注力しました。
まずは、家の形や屋根をモチーフとした形をベースに複数案制作しました。

 

 

この複数案の中から社内でのクリエイティブミーティングを通してブラッシュアップを施す案を3つに絞りました。

 

制作過程・ブラッシュアップ


複数案の中から今回ロゴとして採用された形のブラッシュアップのプロセスをご紹介します。

黒のベタ塗りがあり、線を太くシンプルさが欠けているためここからブラッシュアップを行います。

ベタ塗りを排除し、線のみを使用したシンプルなデザインに近づけるために調整を行いました。

シンプルなデザインのリクエストをいただいていたため、さらにブラッシュアップを施し、お客様の要望にさらに近づけるように努めました。
また、同時進行で”「i」「e」の要素をどこに追加するのか”といった点にも配慮しながらデザインを進行していきました。

シンプル+家のモチーフ+iとeの要素の3点を融合し、最終的に一つの三角形(屋根)にまとめました。
また家の屋根のイメージが伝わるように随所に微調整を施しました。

上記の状態では線の四隅の内側・外側が角ばっており、
堅いイメージが残るため丸みをつけて優しくキャッチーな雰囲気を出せるあしらいを随所に追加しました。

優しく暖かなイメージが印象づけられる形に仕上げました。

視認性やマーク下部の文字に影響を与えないように、マーク内の空間にも配慮し、
バランスを調整しながら最終的な微調整を行いました。

冒頭に記述した「i」と「e」の要素もロゴ内に取り入れています。

ワンポイントでカラーを追加し、ロゴの雰囲気と整合性のあるフォントを使用し
ご提案させていただきました。