WordPressのセキュリティ強化方法・脆弱性対策を徹底解説!
WordPressを利用した企業Webサイトは、生成AIの普及もあり、サイバー攻撃の標的となるリスクが年々高まっています。
「万が一の情報漏洩をどう防ぐか?」
「IT部門がない中で、何から対策すべきか?」
こうした課題を抱える企業担当者の方に向けて、この記事ではWordPressに潜むセキュリティリスクと、組織として取り組むべき具体的な対策を解説します。
WordPressセキュリティの脆弱性・狙われやすい理由
WordPressはなぜ攻撃されやすいのでしょうか。狙われやすい主な理由は3つあります。
利用者が多い
WordPressが攻撃されやすい1番の理由は、利用者数の多さが一因です。
世界の上位1,000万のWebサイトのうち約5割、日本国内ではCMS導入サイトの約8割がWordPressを利用しているといわれています。
利用者が多い分、脆弱性を突く攻撃が効率的であるため、標的になりやすいのです。
セキュリティ意識の問題
WordPressのユーザーは、専門知識の無さからセキュリティ意識が低い傾向にあります。
WordPressは利用を始めるハードルは低いものの、セキュリティリスクへの認識が甘くなりがちです。
ハッカーの攻撃対象にならないためにも、ユーザーのセキュリティ意識の向上や対策をしっかり行いましょう。
脆弱性の低いプラグイン・テーマ
WordPressの脆弱性の大部分は、テーマやプラグインに起因します。特に攻撃の約6割が、プラグインの脆弱性を狙ったものとされています。
多くのテーマ・プラグインにはセキュリティ基準のばらつきがあります。
企業サイトに導入する際は、事前の審査・定期的な更新チェックが運用ルールとして不可欠です。
WordPressの脆弱性を狙った攻撃と被害事例
WordPressの脆弱性を狙った攻撃にはどのようなものがあるのでしょうか。
実際の攻撃手法と被害事例を具体的に見ていきましょう。
大量の迷惑メール配信・犯罪への加担
WordPressのセキュリティが脆弱だと、不正アクセスの中継や不特定多数に大量のメールを勝手に送信するサイトとして利用されてしまうケースがあります。
攻撃の踏み台として利用されてしまうと、社会的な信用が低下してしまう原因にもなりかねません。知らないうちに犯罪に加担してしまわないように、セキュリティ強化は必須です。
不正アクセス・Webサイトの改ざん
WordPressの脆弱性を突かれ、管理画面への不正アクセスやWebサイトのコンテンツが改ざんされるケースが多く報告されています。
攻撃者に侵入されると、Webサイトが削除されたり、パスワードを変更されたり、個人情報を不正取得される恐れがあり、非常に深刻なリスクとなります。
実際に、過去には記事内容の改ざん、フィッシングサイトへの誘導、誹謗中傷や政治的主張の掲載といった被害も発生しています。
情報の漏えい
WordPressが攻撃を受けることで、企業の機密情報や顧客の個人情報が外部に流出するリスクがあります。
企業の顧客情報や機密データの漏えいは、信用失墜・取引停止・損害賠償・行政指導といった深刻なリスクに直結しかねません。
特に中小企業の場合、1件の事故が経営に致命的な影響を与える可能性もあります。
こちらの記事では、WordPressが乗っ取られてしまった場合の対策について解説しています。
WordPressに関するトラブルでお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。
【関連記事】WordPressが乗っ取られた!?すぐできる対処法とセキュリティ強化方法を解説
WordPressの脆弱性・セキュリティの確認方法
WordPressのセキュリティを強化するためには、どこに脆弱性があるのか把握することが大切です。セキュリティのチェック方法は3つあります。
健康状態チェック機能の利用
WordPress管理画面のツールから、サイトの健康状態チェック機能を活用しましょう。
この機能により、Webサイトの安全性を確認することが可能です。
サイトの健康状態を常に保つことが、日常的なセキュリティ対策にもつながります。
また、実施すべきセキュリティ強化策の提案も表示されるため、効果的に活用しましょう。
脆弱性情報のリサーチ
日本や海外で発見された脆弱性情報をリサーチできる、脆弱性情報データベースを活用しましょう。
脆弱性への対策のために、日頃から情報を集めておくのが有効です。
脆弱性診断の実施
有効なセキュリティ対策の一つとして、脆弱性診断の実施が挙げられます。
この診断を行うことで、攻撃対象となり得る脆弱性を検知することが可能です。
WordPressの脆弱性・セキュリティ対策の強化方法
複数のセキュリティ対策を組み合わせることで、WordPressが攻撃被害に遭う可能性が軽減できます。
すぐできるセキュリティ対策およびWordPressの脆弱性の強化策は、次の方法があります。
定期的なバックアップの実行
WordPressを定期的にバックアップしておくことで、攻撃された場合でも被害を最小限に抑えることができます。
バックアップがあれば、被害を受ける前の状態に復元できます。Webサイトのデータが書き換えられたり削除されたりした場合に特に有効な対策となるでしょう。
ユーザー名・パスワードの複雑化
簡単なユーザー名・パスワードを複雑なものに変更しましょう。
ブルートフォースアタック、リスト型攻撃から大事なWebサイトを守る有効なセキュリティ強化方法です。
定期的にパスワードを変更することも、WordPressのセキュリティ向上につながります。また、2段階認証も非常に効果的です。
ニックネーム・ログインURLの変更
ニックネームの設定、ログインURLの変更を行いましょう。
WordPressの初期設定ではユーザー名が公開されることがあり、管理画面へのログインに必要なユーザー名を知られるリスクがあります。
そのため、ニックネームを設定して、ブログ上の表示名をニックネームに変更しましょう。
また、デフォルトのログインURLはドメイン名さえわかればアクセス可能なため、変更して不正アクセスを防ぎましょう。
WordPress・プラグイン・テーマを常に最新の状態にする
WordPress本体、およびテーマやプラグインの脆弱性のほとんどは、最新バージョンへの更新で防ぐことが可能です。
常にアップデートを行い、セキュリティリスクを未然に防ぎましょう。
使用していないプラグイン・テーマの削除
使用していないプラグインやテーマを削除するようにしましょう。
使用していなくても攻撃に利用される危険があり、多くあるほど攻撃を受けるリスクが高まります。
また、開発者による更新が長期行われていないプラグインやテーマも削除するのが良いでしょう。
レンタルサーバーのセキュリティ機能の利用
多くのレンタルサーバーでWordPressのセキュリティ機能を提供しているため、利用しましょう。
無料でセキュリティ機能が利用できる場合もあるため、コスト面での負担もありません。
どんなセキュリティ対策機能を提供しているかは、各レンタルサーバーの業者が公開している情報を確認してみましょう。
高度化するサイバー攻撃にセキュリティツールで対策しよう!
WordPressの脆弱性は、担当者の「ちょっとした油断」や「知らなかった」が原因で深刻な被害に発展するケースが多々あります。
とくに企業Webサイトは「ブランドの顔」であり、情報漏洩や改ざんは信用問題に直結します。
セキュリティツールや外部パートナーの導入は、属人的な管理体制から脱却し、セキュリティ対策を標準化・継続可能にする手段として有効です。
IT人材が不足している企業ほど、外部のノウハウ活用がリスク最小化につながります。
早めの対策こそ、最大のリスクヘッジとなるでしょう。
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