ちょっと前の話になりますが、仕事の打ち合わせも兼ねて東京に行った時に、世界トップレベルのモーショングラフィックスアーティストが集まるイベント、

「MOTION PLUS DESIGN’S MEET-UP TOKYO」

に、弊社のモーションデザイン、CG担当の奥口と共に参加してきました!

クリエイティブソフトのドン、Adobe社、

ビジネスシーンにも不可欠なDropbox社、

3DCGモーショングラフィックスツールCINEMA4Dを作っている MAXON社

の合同出資のイベントです。

会場は超満員。
何百人ものモーショングラフィックスアーティストがこの場に集結してると思うと逆に震えますね!

去年は日本人メインでしたが今年は登壇者が全員外国人。しかも、最後の登壇者はミッションインポッシブル、セブン、スパイダーマン、ウォーキングデットなど、挙げればキリのないとにかく超ビッグ作品のタイトルムービーを手がけに手がけまくった生きる伝説、カイルクーパーの登場ということで余計に白熱しておりました。

 

時間の都合上全員は観れておりませんが、本当に為になったイベントでした。

印象に残った分だけ少し感想を。

 


上海出身のアーティストZaoyaoさん。若干26歳。

AfterEffectsを触るまではパワーポイントで動画を作ってたとかいう変態です。が、侮るなかれそのアニメーションは絶対にパワーポイントで作ったとは思えません。まずコード打ち込んで操作してたし、、

現在は3DCGのフォトリアルな表現に重点を置いて制作されていましたが、中でも特に印象的だったのが、

リファレンスのリサーチの量。

ひとつの表現をするのに膨大な量のインプットを惜しまず必ず行うそうです。インプットの量がアウトプットに比例するというものを改めて実感させられました。

 

同じく上海出身のアーティストSomeiさん。

ここでは、ワーク・ライフバランスについて話されていました。クリエイターにとって向上心は確実に必要なことで、若い頃にはたくさん経験を積み、できるだけ上に上り詰めるのが大切です。

しかし、リアルな実際問題それを一体どこまで続けられるのでしょうか。Someiさんは遅咲きのモーションアーティストで、三十代半ばにして業界をトップレベルで走っておられますが、ちゃんと結婚して、

お子さんもいらっしゃいます。そして、働き方に疑問を感じる点があったとのことです。家事、育児、打ち合わせや経理や営業もこなしながらもデザインをし続けること、やはり独身の若いクリエイターとは作業時間が取れにくいそうです。

昔ながらの考え方ならそれでも無理して頑張るねん!そんなん甘いねん!となるかもしれませんが、Someiさんは一歩距離をおき、自分の時間を楽しむことに重きを置いてみたそうです。

こちらの記事が参考になったとのことですが、

確かに、命を削らないと成り立たない職業がモーションデザイナーなのであれば、最終的にその業界は衰退してしまいます。

モーションデザイン業界はまだ若い業界で、40代、50代のアーティストが活躍する時代も業界が成熟するにつれてくるでしょう。

世界中を転々としているMichell Doughertyさん。

アートディレクターとして、タイトルシーケンスを手がけたり、元々はグラフィックデザイナーとして活躍されていたそうです。

お話の中で、「デザイナーの仕事は、お客さんを満足させること」と言っておられました。

ストレンジャーシングスのタイトルシーケンスを手がけた時、最初はレトロな80年代チックなものをと言われて制作していたが、

進めるにつれて80年代というイメージにクライアント側との相違があることに気づいたそうです。

そこで、80年代に流行ったデザインを実際に打ち合わせにたくさん持ち込み、丁寧にヒアリングを重ねました。

「お客さんが本当にイメージしていること」をいかに具現化してあげるかということがデザインの本質である。

そのことを教えていただいたように思います。

 

最後に生きる伝説カイルクーパー。

出て来た瞬間に実際にBGMが流れまして、ラスボス感が半端ない。笑

とにかく終始「なんかすげえ。。。」で終わったんですが、内容が深すぎたのか、おもったよりあっさり終わってしまった登壇時間でした。

しかし最後にこの歳になってでもデザインを続ける理由として彼が放った言葉は

「安心感は敵だ」という言葉でした。

とにかく彼に関しては感動をいただいたので、とりあえず帰りしに写真はしっかりゲットしておきました。

 

素晴らしいアーティストの半端ない作品を見せつけられた後で恐縮ではありますが、彼らにも負けない存在になるよう思いを込めまして、

本年度の弊社のモーショングラフィックスShowreelをお見せできればと思います。ぜひ一度ご覧いただければ幸いです。

くたくたになった奥口でお別れしましょう。岩崎でした。