動画制作はスマホでも可能!作り方・編集方法やおすすめアプリ8選を解説
「動画制作・編集をPCで行うのはハードルが高い」とお悩みの場合、iPhoneやAndroidなどのスマホを使うのがおすすめです。
本記事では、スマホを使った動画の作り方や編集方法、おすすめのアプリまでまとめて解説します。
制作学校には通わず、会社にも勤めずに我流で制作技術、知識を学び、株式会社AVII IMAGEWORKSを2016年に設立。「中途半端な知識のない制作は行わない」「型にはとらわれずにお客様の満足、結果の手助けとなる」制作を行なっています。 「他と違うAVIIにしか行えない制作を提供する」 ために、AVIIで受けた制作案件は基本的に全案件監修いたします。
スマホで動画編集を始めるための基本知識
スマートフォンの動画撮影と編集は、近年急速に進化し、誰もが簡単に高品質な映像を作れるようになりました。動画制作の世界は、もはや専門家だけのものではなく、一般ユーザーも手軽に楽しめる領域へと広がっています。
まずは、スマートフォンを使った動画撮影のコツやスマホ動画編集アプリの選び方を確認していきましょう。
スマートフォンを使った動画撮影のコツ
スマホで質の高い動画を撮影するためには、いくつかの重要なポイントがあります。
最も重要なのは、手振れを防ぐことです。両手でしっかりとスマートフォンを持ち、できれば三脚を使用することで、安定した映像が撮れます。
また、撮影時は横向きにすることでより広い範囲を捉えることができ、特にSNSやパソコンで視聴する際に適しています。明るさの調整も重要で、逆光を避け、自然光を被写体に正面から当てることで、より美しい映像が得られるでしょう。
短いシーンを複数撮影し後で編集することで、よりプロフェッショナルな仕上がりにすることも効果的です。
動画制作・映像制作についてお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください。
初心者向けのスマホ動画編集アプリの選び方
動画編集アプリを選ぶ際は、使いやすさ、機能の多様性、無料・有料の範囲を考慮する必要があります。初心者は直感的な操作ができ、基本的な編集機能を備えたアプリを選ぶべきです。
テンプレートや自動編集機能、豊富な音楽ライブラリ、フィルター、エフェクト機能などが重要なポイントとなります。また、SNSへの直接投稿機能や、異なるアスペクト比への対応も考慮しましょう。
アプリの評価やレビューを参考にし、無料版で基本機能を試してから、有料版へのアップグレードを検討するのがおすすめです。
無料で使えるおすすめの動画編集アプリ5選
ここからは、無料で使えるおすすめの動画編集アプリを紹介します。
InShot: 初心者に適した簡単操作スマホアプリ
出典:InShot
「InShot」は、直感的な操作と豊富な機能で初心者に人気の動画編集アプリです。
縦向き動画の編集に特化しており、SNSストーリー投稿に最適。トリミング、速度調整、フィルター適用、テキスト追加など、基本的な編集機能が充実しています。音楽の追加や、キャンバスサイズの変更も簡単です。
スマートフォンで撮影した動画を、プロのような仕上がりに編集できる機能が魅力で、初心者でも短時間で洗練された動画を作成できます。
CapCut: SNS向けのクリエイティブな編集機能
出典:CapCut
「CapCut」は、TikTokを運営するByteDance社が開発した動画編集アプリで、SNS向けの多彩な編集機能が特徴です。自動キャプション、テキストアニメーション、豊富な音楽ライブラリ、高度な編集ツールを備えています。
トリミング、速度調整、エフェクト追加など、クリエイターのニーズに応える機能が充実しており、とくにSNS投稿に最適な短い動画編集に強く、初心者から上級者まで幅広いユーザーに支持されているアプリです。
Quik: GoProユーザーに最適なスマホアプリ
出典:Quick
「Quik」は、GoProが開発した動画編集アプリで、自動編集機能が特徴です。26種類のテーマと300MBの無料音楽ライブラリを提供し、素材の自動ハイライト検出機能により、簡単に魅力的な動画を作成できます。
GoProのカメラだけでなく、一般のスマートフォンで撮影した動画も編集可能で、テンプレートを選択するだけでプロのような仕上がりの動画を作れます。編集スキルが低い人でも使いやすいアプリです。
iMovie: iPhoneユーザーにおすすめ
出典:iMovie
「iMovie」は、Appleが提供する無料の動画編集アプリで、iPhoneユーザーに最適です。トリミング、タイトル追加、BGM挿入、トランジション効果、フィルター加工など、基本的な編集機能が充実しています。
写真と動画を組み合わせたスライドショー作成も可能で、直感的な操作で初心者でも簡単に使えます。Mac製品を使用している人は、デスクトップ版との連携も魅力的な機能の一つです。
Promeo: 豊富な素材で洗練された動画を制作
出典:Promeo
「Promeo」は、10,000点以上のプロデザインテンプレートを提供する動画編集アプリです。SNS投稿用の動画やストーリー、YouTubeの動画など、さまざまな用途に対応しています。
動くステッカー、カラーフィルター、自動背景切り抜きなどの高度な機能を備え、デザインスキルがなくてもプロ並みの作品を作れます。テンプレートと素材ライブラリを活用することで、簡単に洗練された動画を制作できる点が特徴です。
動画制作・映像制作についてお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください。
スマホでハイレベルな動画制作が可能なおすすめアプリ3選
続いて、スマホを使ってハイレベルな動画制作が可能なおすすめアプリを紹介します。
KineMaster: プロフェッショナル向けの編集機能
出典:KineMaster
KineMasterは、スマートフォンで本格的な動画編集を実現する最高峰のアプリケーションです。多層トラック編集、リアルタイムの動画効果、高度なトランジション機能により、プロフェッショナル並みの仕上がりを可能にします。
複数の動画レイヤーを自由に重ねられるため、クリエイターは複雑な映像表現を簡単に実現。4K解像度での出力、精密な色調補正、音声編集機能も充実しており、YouTuberやソーシャルメディアクリエイターに最適なツールとして高い評価を得ています。
ブラシツールによるモザイク処理や、高度なクロマキー合成など、プロ級の編集技術をスマホで手軽に使いこなせるのが最大の魅力です。
Adobe Premiere Rush: 動画制作の本格派
Adobe Premiere Rushは、クロスプラットフォーム対応の動画編集アプリで、プロのクリエイターから初心者まで幅広いユーザーに支持されています。
Adobe Creative Cloudと完全に同期できるため、パソコンとスマートフォン間でシームレスな編集作業が可能です。テンプレートが豊富で、簡単な操作でプロフェッショナル級の仕上がりを実現でき、動カラーマッチング、音声レベル調整、高度なトランジション効果など、洗練された機能も魅力と言えます。
ソーシャルメディア向けの最適化設定も充実しており、InstagramやTikTok、YouTubeなど、各プラットフォームに合わせた動画制作が瞬時に行えるのもうれしいポイントです。
PowerDirector: エフェクトとテンプレートが豊富
PowerDirectorは、多彩なエフェクトとテンプレートを備えた、使いやすさと高機能を両立する動画編集アプリです。AI機能を活用した自動編集や、膨大なエフェクトライブラリにより、初心者でも簡単に魅力的な動画を作成できます。
高速のレンダリング性能と4K対応、マルチトラック編集機能が特徴的で、スマートフォンでありながら本格的な動画制作環境を提供し、モーショントラッキング、クロマキー合成、リバースビデオ、スローモーション効果など、プロ級の編集ツールを手軽に使いこなせるのがポイントです。
ソーシャルメディア向けの短尺動画から、長尺の作品まで幅広いニーズに応える、究極の動画編集アプリと言えるでしょう。
動画制作・映像制作についてお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください。
スマホでの動画作成に必要な機材と撮影テクニック
スマートフォンでの動画制作は、適切な機材と技術があれば高品質な映像を作成できます。
ここからは、スマホでの動画作成に必要な機材や撮影テクニックについて確認していきましょう。
カメラやレンズ選びのポイント
スマートフォンのカメラ選びでは、解像度、画素数、光学式・電子式手振れ補正機能、低光量性能などを考慮する必要があります。夜間撮影性能、カメラセンサーのサイズ、絞り値なども重要な選択基準となるでしょう。
また、光学ズームと電子ズームの違いを理解し、画質劣化を最小限に抑えることが求められます。
ちなみに、最新のフラッグシップモデルでは、4K以上の解像度、複数のレンズ、広角・望遠・マクロなどの多様な撮影モードを提供されていることが多いでしょう。
スマートフォン用の撮影補助グッズ
動画撮影を向上させる補助グッズには、主に次の5つがあげられます。
- 三脚:安定した映像を撮影するために不可欠で、可動式の雲台付きモデルがおすすめ
- ジンバルは手振れを抑え、滑らかな動きを実現
- 外付けレンズ:撮影の幅を広げ、魚眼、広角、マクロなど特殊な効果を追加
- 外付けマイク:クリアな音声収録に貢献
- リングライト:均一な照明を提供
スマホによる動画撮影でよりクオリティを上げたい方は、上記のアイテムをそろえておきましょう。
手振れを防ぐための方法
手振れ防止のためには、両手でしっかりとスマートフォンを支え、肘を体に密着させて安定させます。呼吸を整え、シャッターを切る瞬間に息を止めることで、より安定した撮影が可能です。
また、スマートフォンの手振れ補正機能を活用し、三脚やジンバルなどの補助器具を使用することで、プロフェッショナルに近い映像を作成できます。撮影時の姿勢や移動方法にも注意を払い、滑らかで安定した映像を心がけましょう。
動画編集で押さえておきたい基本テクニック
動画編集に活用したい基本のテクニックとして、次の3つを確認しておきましょう。
- カットとトリミングのやり方
- 音楽の追加とBGMの設定
- テキストや字幕の取り入れ方
カットとトリミングのやり方
動画編集の基本は、不要な部分を削除し、映像の流れを最適化することです。
多くのスマートフォンアプリでは、簡単なカットとトリミング機能が提供されています。映像の不要な開始・終了部分を削除し、シーン間の不自然な移行を修正することで、より洗練された動画を作成できるでしょう。
複数のクリップを組み合わせる際は、スムーズな遷移を意識し、視聴者の興味を維持するよう心がけてください。
音楽の追加とBGMの設定
BGMは動画の雰囲気を大きく左右する要素です。著作権フリーの音楽や、適切にライセンスされた楽曲を選択しましょう。
挿入する際は音量バランスに注意し、ナレーションや元の音声と重ならないよう調整してください。音楽のテンポや雰囲気は、動画のメッセージや感情と一致させることで、より効果的な視聴体験を提供できます。
多くの編集アプリでは、音楽のトリミングやフェードイン・アウト機能も利用できるため、うまく活用しましょう。
テキストや字幕の取り入れ方
テキストと字幕は、動画のわかりやすさを向上させる重要な要素です。聴覚障害者や異なる言語の視聴者にとっても非常に重要で、動画のリーチを拡大できるでしょう。
多くの編集アプリでは、テキストレイヤーの追加、アニメーション、スタイルカスタマイズなどの機能を利用できます。簡潔で読みやすいフォント、適切な色とサイズ、表示タイミングに注意を払いつつ、重要なポイントを強調したり、ナレーションを補完したりする目的で使用しましょう。
編集後の動画をおしゃれに仕上げるアイディア
編集が完了した動画を、ワンランク上のおしゃれな仕上がりにしたい場合、次の2つの方法を行ってみましょう。
- エフェクトとフィルターで印象を変える
- クロマキーを使った映像効果を活用する
エフェクトとフィルターで印象を変える
エフェクトとフィルターは、動画の雰囲気や感情を劇的に変化させる強力なツールです。セピア、モノクロ、ビンテージ、ネオンなど、多様なスタイルを試すことができます。
色調補正、コントラスト調整、彩度変更などにより、映像の印象を大きく変えてみましょう。
ただし、過度なエフェクト使用は映像の質を低下させる可能性があるため、慎重に適用することが重要です。
クロマキーを使った映像効果を活用する
クロマキー(グリーンスクリーン)技術は、背景を自由に置き換える魔法のような編集手法です。
均一な色(通常は緑または青)の背景を使用することで、任意の背景画像や動画に置き換えることができ、現実では不可能な場所や状況を表現できます。
しかし、精度の高いクロマキー効果を得るには、均一な照明と背景、適切な撮影技術が必要です。ハイレベルな編集アプリであれば、この機能が提供されているでしょう。
動画制作・映像制作についてお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください。
スマホで動画制作を自分で行うメリット
スマートフォンでの自主制作には、コスト削減、即時性、創造性の自由などの大きなメリットがあります。
まず、専門機材を購入する必要がなく、いつでもどこでも撮影と編集が可能です。学習コストも比較的低く、オンラインチュートリアルや無料アプリを活用できます。自分のペースで技術を磨き、独自のスタイルを確立できる点も魅力的です。
ソーシャルメディア向けのクイックコンテンツ制作に特に適しており、個人ブランディングやコミュニケーションツールとして効果的でしょう。
スマホで動画制作を自分で行うデメリット
自主制作には、専門的な品質の限界、技術的な制約、時間投資などのデメリットがあります。
プロフェッショナルレベルの映像や音声品質を実現するには、高度なスキルと経験が必要です。複雑な編集や特殊効果は、アマチュアには難しい場合があります。
また、制作に多大な時間と労力を要し、本来のビジネス活動から注力を逸らす可能性があります。高度な機材や専門知識が不足しているため、最終的な成果物の質が限定的になることも懸念されます。
動画のビジネス活用ならプロへの外注がおすすめ
ビジネス目的の動画制作では、プロフェッショナルへの外注が最も効果的です。制作会社やクリエイターであれば、高品質な映像、効果的なストーリーテリング、最新の技術とツールを提供できます。
どのような場合はスマホでの動画制作(自作)がおすすめなのか、改めて確認しておきましょう。
スマホでの動画制作(自作)がおすすめの人
個人ブログ、ソーシャルメディア、趣味、簡単な情報共有を目的とする人に自主制作は適しています。クリエイティブな表現を楽しみ、低コストで多様なコンテンツを作成したい人、技術習得に興味がある人にも向いているでしょう。
スマホでの動画制作(自作)ではなく外注がおすすめの人
ビジネス、マーケティング、企業プロモーション、高品質な映像が求められるプロジェクトに関わる人は、プロへの外注を強くおすすめします。限られた時間、専門性の高いニーズ、高い品質基準がある場合は、プロに依頼することで最高の結果を得られるでしょう。
スマホでも動画制作はできるがプロへの外注が低リスクでおすすめ
スマートフォンでの動画制作は技術的に可能ですが、ビジネスや専門的な用途では、プロへの外注が最も賢明な選択です。
実績豊富な動画制作会社であれば、高品質な映像、効果的なストラテジー、最新の技術を提供し、時間とリソースを最適化できます。自主制作は個人的な用途や学習目的には適していますが、重要なプロジェクトでは、経験豊富な専門家に任せるのがベストでしょう。
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