ABOUT

WORKS

SERVICE

MEMBER

COMPANY

RECRUIT

BLOG

NEWS

TASUKU

TASUKU

CATEGORIES : ALL | 撮影 | Creative
2021/04/05

はじめまして。
AVII IMAGEWORKSのカラーを担当している入井と申します。

RAW映像を誰でも扱ことが出来るようになり、近年急激に注目されるようになったカラーグレーディング。YouTubeでのHowTo動画や記事でもよく取り上げられるようになりました。
私も映画みたいなLOOkを作りたいと思い、BMPCC4Kを購入してカラーグレーディングの勉強を始めました。
しかし、注目されすぎて情報過多でどれで勉強したらいいか分からない!w

そこで今回は、カラーグレーディングの最低限抑え解けば大丈夫!という部分と私なりのカラーグレーディングの勉強方法を説明します。
ご興味のある方は是非お手隙の際に読んでいただければと思います。

 

 

カラーグレーディングとカラーコレクション

よく言われる”カラグレ”、”カラコレ”。これ、実は意味が違います。結構同じ意味で使われていることが多いですよね。意外とカラー触っていないと知らないんですが、カラーを触る上でこの違いはかなり重要になってきます。

 

カラーコレクション

カラーコレクション(以下コレクション)は、実際のカラーに戻す作業を示します。logなどで撮影した素材を元の明るさ・彩度・ホワイトバランスに戻します。

これを読んで疑問に思った方もいるんじゃないでしょうか?

あれっ、撮影でホワイトバランスって合わせるよね?

撮影でホワイトバランスは合わせます。しかし、完璧に合わせることは不可能です。そのため、コレクションでもホワイトバランスを合わせる必要があるんです。

例えば、logで撮影していて、ホワイトバランスを合わせました。しかし、ホワイトバランスのズレが1メモリ程あったとします。

コレクションで元の色に戻すために、のっぺりしたlogの映像の明るさと彩度を上げます。

明るさを上げると波形は引き延ばされます。(図2)

彩度を上げると波形はずれます。(図3)

つまり、撮影時は微々たる1メモリのズレでしたが、カラー調整によってそのズレが2、4、8、、、とどんどん大きくなっていくわけです。

そのため、コレクションではホワイトバランスを合わせる必要があるんです。

そして、コレクションはカラー補正の中で1番大切なところなんです。図4はカラー補正のワークフローです。コレクションはカラーグレーディング(以下グレーディング)の前に行います。コレクションを先に行うことで、グレーディングを行う時に的確に色を抽出出来たり、色を加えたりすることが出来ます。

 

例えば、室内の電球色のライトによって、カメラ内では白の服がオレンジになったりしますよね。私たちはそれを感覚的に白と認識できますが、カメラは映像の表面の色情報しか出せません。つまり白の服がオレンジの服として情報が出されてしまっているんです!このままグレーディングでオレンジを赤に変えたりすると服の色まで赤になってしまいます。。。。

これはホワイトバランスだけの例ですが、明るさにも彩度にも同じことが言えますので、これを避けるためにコレクションを行う必要があるんです!

 

カラーグレーディング

グレーディングは、コレクション後のカラー補正の作業を示します。最近流行りのティールアンドオレンジにする作業はこの分野になります。

グレーディングは、実は正解がないんです。どんなルックを作っても、そのルックを作ったカラリストが納得していればそれはグレーディングにおいては正解です。つまり、グレーディングは芸術なんですよね。

ですので、グレーディングについてどうすればいいとかこれは絶対に抑えておけばいいとか説明できないんです。ただ、グレーディングをする上で、これは知っておいた方がグレーディングが上手くいくよというがあります。

それは、、、

レファレンスを用意することです!

え?そんなの考えたら分かるじゃん、、って思いますよねw

でも、意外にグレーディングをしてると自分で色を作りたくなるんですよね!実際、私もそうでした。

さぁ、作るぞ!って意気込むんですが、全然思っている色が作れないんです。本当に全く。w

ですので、レファレンスを用意します。レファレンスは映画のワンシーンのスクショとかで全然いいです。

これをDaVinci Resolveに入れます。そして、波形を読んでください。そうすると、そのレファレンスのカラーの仕組みが分かります。

どんな色がどこの階調に使われているかが確認でき、それに沿ってグレーディングを行うとスムーズに出来ます。

YouTubeでチュートリアルが結構挙がっていますよね。あの方たちはレファレンスを用意しないかもしれませんが、それはプロだからです。色の組み合わせや仕組みを熟知されています。

まだ何も知らない私たちは、彼らのようには絶対にできません。ですので、完成されたルックを分析&勉強して自分のクリップに落とし込むこれが重要だと思います。

 

さぁ、レファレンスについて少し熱くなってしまいましたが、ここで1つ、レファレンスを使う上で大前提となっていることがあります。

『波形を読む』

これ、めちゃくちゃ重要です。

もちろんグレーディングでも重要ですが、コレクションでも理解しておかないと作業できないくらい重要なんです。

そこで次はカラーコレクションで絶対使うスコープ(波形)の見方について説明します。

私はカラー補正でDaVinci Resolveを使用していますので、Davinciベースで書かせていただきます。

 

 

スコープ

ウェーブフォーム

使用用途:輝度とホワイトバランス
縦軸は輝度、横軸は画面を表しています。ウェーブフォームにはパレードと波形の2種類がありますが、表示しているものは同じです。RGBごとに表示しているかしていないかの違いだけです。RGBのズレを直すことでホワイトバランスが合わさるため、基本的には波形を使うことが多いです。◯のついている部分が対応しています。

 

ベクトルスコープ

使用用途:彩度と色相
円が色相を表し、中心から距離が遠いほど彩度が上がります。スキントーンインジケータというスキントーンの適性の色相を表す線があり、その線にスキントーンを合わせます。

 

スコープを読み取ることはカラー補正で一番重要です。映像は発信する媒体によって規格が変わってきます。そのため、再生媒体によって暗すぎたり明るすぎたりすることがあります。スコープをしっかり解読して、適性の色を表現できるようなりたいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

参考

https://vook.vc/n/1981