1ヶ月前になりますが、プロのカメラマンがある企業の撮影時に起こった出来事をTweetし、そのポストが波紋を呼んでいます。

みなさんこんにちは。映像担当の岩崎です。

僕はスチル撮影も担当してますので、なかなか他人事に聞こえませんでした(震え声)

上のツイートがその全てなんですが、若い女性社員の方が発した(と思われる)発言が話題になってます。

プロのカメラマンさんに、「SNOWで撮ってください!」とお願いしたそうです。


今更ですがSNOWとは、韓国のIT企業「Camp Mobile」が開発したスマートフォンアプリで、
日本、韓国の10代〜20代女性を中心に大人気となっています。
簡単に言えば、撮った写真や動画に手軽に落書きしたり、メッセージを書き足したりでき、

自分の顔を超簡単に激盛りにできます。

顔に動物の耳をつけたりいろんなおもしろい効果をつけれるあたり数年前に欧米中心に爆発的に人気を博したSnapchatを彷彿とさせますが、
デフォルトで顔が可愛く盛れるあたりアジア女性受けを狙いSnapchatとうまく棲み分けをしてるイメージです。
LINEやカカオトークもそうですが、その先駆けはiOSメッセンジャーやWhatsappだったりしてて、
それをうまくアジアにマーケティングしてくる韓国企業の戦略は非常に上手いです。中国は完全に独自路線を歩んでいますが。

話は戻りますが、上記のカメラマンさんはベテラン感漂う男性ですのでもちろんSNOWに親しみはなく
女性の言ってる意味がわからずお断りされたようです。

ここで今一度簡単にですが考えたいのは、

いい写真とは何か

ということです。
このカメラマンさんがお使いになられているカメラは業界でもトップクラスのカメラ
Canon EOS-1Dx Mark2 になります

お値段ですが今だいたい本体のみで

一台60万円程度します。。

失礼のないように言うとめちゃいいカメラです。

※ちなみにSNOWは内臓されておりません。

女性社員の方は

高いカメラ=スマホでできることなら当然できる

と思われていたようです
スマートフォンの進化は凄まじいですからね。
確かにスチルカメラ機の進化はスマホに比べると正直頭打ちしてるところもあります。
とくにコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)などはもうここ数年で絶滅するのではないか
とまで言われるほどにスマートフォンのカメラ業界に与えた影響は凄まじいです。

ユーザーがスマホで超手軽に好きな写真が撮れる時代になったのです。
一般的ななユーザーにはスマホで撮って加工された写真で十分なのです。
いちいちでかいカメラ取り出してきて構図やライティングを考えて撮るよりも、
手軽に撮りたいものを撮りたいときにサクッと撮ってパッと加工できた方がニーズに答えてるんですね。
ユーザーが撮りたかったものを具現化できてる段階でそれはユーザーにとっていい写真ですよね。
それで撮った写真がSNSでバズッてすごいイイね数とかきたら、めっちゃいい写真って言えるかもしれません。

ではハイエンドモデルのスチルカメラ機はSNOWを導入する必要があるのか(真顔)ということですが

いらないです。

なぜかと言うとカメラの使用用途が全然違うからです。
カメラマンさんは企業のお写真を撮られていて最後に集合写真を撮られていたとのことですが
それぐらいの型物のお写真を撮ろうと思えば鮮明な画質を持つカメラが必要です。もちろんスマホでは力不足です。
それもありますし、「高いカメラを使い回して食べていける」ということはそれだけでカメラマンのクレディビリティになります。

やはりいい機材を持っているカメラマンさんに大事な写真は任せたいと思うじゃないですか。

いくらSNSで若い女性に人気の”いい写真”が撮れるといっても、
それが企業にとってはいい写真ではないですよね。全然フィールドが違います。

よってSNOWで撮ってくださいとか言われたら、その人の携帯で撮ってあげて渡し返してあげたらいいだけです。そもそも多分大多数の人が自撮りで済ますでしょう。

20年も前なら、写真を撮るならどんな写真でも一眼レフを使わないといけなかったですが、
ある程度の写真でよければ今はスマホで撮れる。

ある程度の写真であれば別にプロじゃなくったっていいんです。スマホでいいです。
逆に言えばプロのカメラマンはプロにしか撮れないクオリティの写真を求められてきています。
それだけにプレッシャーですが、それに負けた時はクリエイターとして終わりだなと思います。

ちなみにプロのカメラマンがSNOWと戦ってる動画も見つけましたので貼っておきます!

最後に、自分がだらだら長文書かないといけなかったことを2行で超気持ちよくまとめてくれてるツイートを見つけたので
引用させていただきます。さすがライマーです。

岩崎でした。